ゴムクローラーと鉄クローラーの特徴とメリットデメリットをもう一度おさらいしておきましょう。適材適所で使い分ける事で作業効率とコストパフォーマンをアップさせる事が可能です。ゴムクローラー市場は拡大成長傾向にありますので覚えておいて損はありません。

ゴムクローラーと鉄クローラーの特徴とメリットデメリット

使用頻度、利用頻度の高いミニユンボ。ちょっとした現場から、狭く荒れた現場などあらゆる環境で活躍するミニユンボですがゴムクローラーと鉄クローラーを上手く使い分ける事で更なる作業効率が見込まれます。

ゴムクローラーの特徴とは

ゴムクローラーの特徴として舗装路面を削ったりすることが少ない、走行時の騒音が少ない、振動が少ないので身体的な負担も少ない。
などの特徴とそれに伴う大きなメリットがあります。

メリットがある反面、勿論デメリットもございます。
当然ながら鉄クローラーよりも柔らかいので傷付きやすく破損、破断が起こる事もございます。
特に粗悪な商品を販売しているショップで購入すると明らかに耐久力が弱く結局高い買い物になってしまうケースも報告されています。

また、使用環境に大きく操作性や機動性に影響いたします。
乾燥した路面にはめっぽう強いですが濡れた路面や雪道の除雪などは苦手です。
これは乗用車も一緒で特に除雪作業を行う際はゴムクローラー専用のチェーンを巻いたり、除雪用に開発されたゴムクローラーを使用した方が無難です。

◆ゴムクローラーのお勧め環境
・アスファルトやコンクリート路面での業務
・都市部や住宅街での工事
・農作業や雑用等

鉄クローラーの特徴とは

鉄クローラー、鉄キャタはゴムクローラーで苦手だった悪路走破性や高耐久性が一番の特徴でありメリットです。

瓦礫が散乱する解体工事、岩盤や岩が出てくる宅地造成、山や砂利河川などの厳しい環境下で抜群の威力を発揮します。
その為、ミニユンボなどの小型重機よりも大型の重機や建設機械で使われる事が多いです。

デメリットといたしましては先ほどのゴムクローラーのまるで対極にあるような振動が大きな乗り心地や騒音がやはりデメリットとなります。

また鉄ですので錆びも発生するリスクが高く、日頃からしっかりと汚れを落とすなどのメンテナンスが必要不可欠です。
ゴムクローラーよりも高価な商品となりますので、コストパフォーマンを高めるためにはメンテナンスは必須と言えるでしょう。

◆鉄クローラーのお勧め環境
・除雪作業などの積雪・凍結環境
・ガレ場や山間部、河川など悪路条件の作業現場
例:解体工事、河川工事、林業や採掘現場など
・大型の重機・建設機械に多い

ミニユンボのクローラー選びについて

上記で特徴やメリット・デメリットを書きましたので会社やご自身の用途とあてはめると自ずとゴムクローラーなのか、鉄クローラーなのかどちらが相応しいのかもお分かり戴けていると思いますがおさらいしてみます。

ミニユンボの使用用途してハードな現場は少ないと想定しております。
また工事関係者だけでなく農業などでも使う事が多いので路面保護と振動抑制、費用感の観点から基本はゴムクローラー一択で良いと思います。

現場が毎回ハードな感じでしたらもっと大きな最初から鉄クローラーを履いた重機が活躍するでしょうし、鉄クローラーの登場は雪シーズンがメインとなってくると思います。

除雪作業で使用頻度が多いエリアでは春~秋のオフシーズンの保管とメンテナンスはしっかりといたしましょう。

タイヤと一緒。ゴムクローラーは消耗品

ゴムクローラーはその材質故に消耗、劣化が鉄クローラーに比べ早いです。
目安としてはメンテナンスをしっかりと行って5年程度。
メンテナンスをしなかった場合は、それ以下の耐用年数が予想されます。

勿論、現場の環境や使用頻度、保管環境によってはそれ以下もそれ以上にもなります。
勿体ないからと騙し騙し使っていますと今度は重機本体への負担が大きくなり大きな事故や故障に繋がる事になりますので早めの交換をお勧めしています。

ゴムクローラーの交換方法

こちらの写真・図解付きのナビが非常に分かりやすいので見てください。

※【最新版】ゴムクローラーの交換方法 記事をリンクし回遊させる

交換した古いゴムクローラーの廃棄方法は

ゴムクローラーは産業廃棄物としてちゃんと産業廃棄物処置業者の認可を得た業者さんに依頼して廃棄する必要があります。

重機持ち込みでの購入・交換の場合はゴムクローラー販売業者さんに処分費用を支払う事でその後の処理まで引き受けて貰える事が多いです。

通販やECショップで購入した場合は、自社近くのゴムクローラー対応の産廃処理業者さんをいくつか探してみて相見積もりを取るといいかと思います。
安かろう悪かろうで怪しい業者さんに頼みきちんと処理していない事が明るみになりますと、重い処罰が来る可能性がありますので、ちゃんとしたゴムクローラー対応の産廃処理業者さんを選んでください。

ゴムクローラー交換のサインを見逃さない為に

先ほど5年が耐用年数の目安とお伝えいたしましたが、他にもゴムクローラー交換のサインがいくつもあります。

これらのサインが出ているのにも関わらず使い続けていますと、どこかのタイミングで走行中や作業中に突然破損する可能性が大です。
そうなってしまってからでは本当に遅いので気を付けてください。

ゴムクローラー交換のサイン:ひび割れや深めの傷

鉄や岩など鋭利で硬いものを踏みますと傷がつきます。
その傷が段差や衝撃をクリアする度に少しづつ避けてひび割れになるケースがございます。

また炎天下や寒暖の差、乾燥などでもゴムは劣化し油分が抜けるとやはりひび割れなどがどうしても起こってしまいます。

出来れば屋内保管したいところですが、なかなかそのようなスペースと手間を使うのも難しく雨ざらしになりがちです。
泥や油、ゴミを綺麗に落とすなど日頃のメンテナンスとチェックをしてみてください。

ゴムクローラー交換のサイン:ラグ(スパイク山型の突起)

ゴムクローラーの接地面には山型の突起があるのが分かると思います。
それらが接地面に引っ掛かり安定走行をもたらすのですが、当たり前のように摩耗してきます。

車のタイヤに例えると溝が無くなるといったところです。
スパイク部分がなくなれば滑ってしまう事も多くなりパワーが発揮出来ないばかりか振動もひどくなるのでいい事無しです。

よく行く現場が石や砂利などが多い場合、摩耗がより多いのですり減りやすくなります。
定期的にチェックを行い早めの交換計画を立てましょう。

ゴムクローラー交換のサイン:芯金やスチールコードの露出や切断

ゴムクローラーの内部にはスチールコードやと呼ばれる鉄のワイヤーが入っています。
これはゴムクローラーの弾力保持や張りの保持などをサポートする役割があり、内部からゴムクローラーを補強している縁の下の力持ちです。

芯金は、ゴムクローラー内側にある凹凸の中央に開いている穴を補強している鉄のことです。この穴にスプロケットの歯がはまって歯車の原理でクローラーが稼動します。

もしかしたら一度は経験がある方も多くいらっしゃるかもしれません。
ゴムクローラーのトラブルでかなり多い割合を占めるのが段差などを乗り越えた際、その衝撃でスチールコードが露出してしまうケースがあります。

衝撃が原因ではなく単純なゴムクローラーの摩耗でも芯金やスチールコードは露出し切断、破損しますのでお気をつけください。

ゴムクローラー交換のサイン:耳切れ・耳取れ

ゴムクローラーで破損の多い箇所として負荷の掛かりやすい両サイドの耳と呼ばれている部分があります。

一番外側を指しますので石や路肩などとの接触も必然的に増え、ここから千切れやひび割れになりスチールコードの露出に加え水が入りますと中身のスチールコードが錆びてしまうなどの二次被害も起こりやすくなりますので、こちらも定期的にチェックをしてみてください。

ゴムクローラーは切れる壊れる前に交換が一番!

仕事中や走行中にゴムクローラーが切れたり破損したりしますと大事故や作業中断に繋がります。
これらは大きな損失を生み、取り返しのつかない事態に発展してしまうかもしれません。

耐用年数が約5年と考えますと大体2回、多くても3回くらいです。
10年、15年のうちの2 3ヶ月前倒しでの交換は全く損ではありません。
逆にその2 3ヶ月の間に新品になるのですからパワーやグリップ力の差は歴然です。
2 3ヶ月のコストを節約したつもりで仕事が遅くなったり乗り心地が悪くなっては本末転倒です。

ゴムクローラーの事でご不安、ご相談、ご質問がございましたらお気軽に建機プロショップまでご連絡くださいませ。
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